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パワーユニットの開発凍結を視野に入れるF1 ホンダの参戦継続は?

2019年12月02日(月)17:50 pm

2022年以降F1エンジンの開発が基本的に凍結されることになる可能性が高まってきているようだ。

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今年からトロロッソに加えてレッドブルにもPU(パワーユニット)と呼ばれるハイブリッド方式F1エンジンの供給を開始したホンダだが、当初結ばれた契約は2020年までとなっていた。

だが、最近、レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソ(2020年からはアルファタウリに名称変更)とホンダが契約を1年延長し、2021年まではこの2チームにF1エンジンの供給を継続することが明らかとなった。

2020年シーズン限りでのF1撤退もうわさされていたホンダだが、1年間契約を延長はしたものの、2022年以降もF1活動を継続するかどうかはまだ明らかとなっていない。

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、この件に関してドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。

「ホンダは2021年、そして何よりも2022年にルールがどう変わるのか、とりわけ、エンジン開発が凍結されてコストをカットすることができるのかどうかが分かるまで待っているところだよ」

「現在のパワーユニットは非常に高額だし、どのメーカーもこの部分のコストを削減したいと考えているんだ」

こうした状況は、今年は最強のPUを製造したと言われているフェラーリも同じようだ。

フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、各メーカーのエンジンのパフォーマンスレベルがほぼ同等なものとなった時点において、もはやそれ以上の開発は「必要ではなくなる」と考えている。

「何らかの凍結を行うチャンスも出てくるだろう」

そう語ったビノットは、F1ではすでにエンジン開発凍結に向けて動き出していると示唆し、次のように付け加えた。

「我々がいくつかのコンポーネントを凍結し始めているのは、開発が一定の段階に到達すれば、それによって得られる利益はほんのわずかなものになるためだ。そして、凍結を開始することは安定した活動を継続するためにはよいことだよ」

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