元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、もし今季のF1開幕戦が雨になればレッドブル・ホンダにも優勝のチャンスがあるだろうと考えている。
2013年までレッドブルでセバスチャン・ベッテルとともに戦っていたオーストラリア出身のウェバーは、15日(金)に地元で開幕を迎えるオーストラリアGP(17日決勝)を前に次のように語った。
「みんながシャドーボクシングをやっているね」
「信じられないほど高いベンチマークが示されたものの、メルセデスはわずかに後れをとっているかもしれない」
■雨になればフェルスタッペンが強い
『Australian Financial Review(オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー)』にそう語ったウェバーは、もしメルボルンでのレースが雨になるようなことがあれば、ホンダエンジンを搭載するレッドブルが強さを見せる可能性も大いにあるはずだと次のように続けている。
「マックス・フェルスタッペンという要素もあるからね。そういうコンディションではマックスとルイス・ハミルトン(メルセデス)が世界最高だよ。マックスは多くのリスクをとりながら、あらゆるところで追い抜きにかかるだろう」
■運が味方すればリカルドにチャンスも
一方、ウェバーは自分と同じオーストラリア出身のダニエル・リカルド(ルノー)は、シーズン序盤は苦戦を強いられることになるだろうと次のように語った。
「彼らが競争力を得るにはもっと時間がかかりそうだ。だが、彼がチームを押し上げていくはずだよ。そのことに疑いはないね」
2019年シーズンにリカルドが表彰台の中央に立つことができると思うかと尋ねられた42歳のウェバーは、「そのためにはいくらか運も必要だろうが、可能性はあるよ」と答え、次のように付け加えた。
「彼は1周(予選)に関してはものすごく速いというわけではない。だが、ひとたびレースになれば話は別だ。日曜日(決勝)にルノーの力を引き出せる者がいるとすれば、それは彼だよ」