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「ルクレールが速いことは分かっていた」とフェラーリのボス

2019年03月11日(月)10:59 am

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、シャルル・ルクレールがバルセロナで行われた今季のF1公式プレシーズンテストで見せたパフォーマンスに「驚いてはいない」と語った。

昨年ザウバーでF1デビューを飾ったばかりの21歳のルクレールだが、今年はキミ・ライコネンの後任として名門フェラーリのシートを獲得。そのルクレールはバルセロナでのテストでも速さを示し、レッドブル時代に4度F1チャンピオンとなったチームメートのセバスチャン・ベッテルとも互角の勝負ができるはずだと考えている者も多い。

マウリツィオ・アリバベーネに代わって今季からフェラーリの指揮を執ることになったビノットは「我々は彼がやってのけたことを見て驚いてはいないよ」と語り、次のように続けた。

「シャルルは間違いなく非常に速い。だが、バルセロナは新車を理解すること、そしてドライバーたちとエンジニアたちがどれほど密接な仕事ができるかが最大の課題だったんだ」

「セバスチャンとの本当の比較はできなかったし、それが目的でもなかった。だが、彼らのラップタイムは拮抗していた。それはシャルルのスピードがどれほどのものだったかを示すものだ」

2019年シーズンは先輩ドライバーであるベッテルを「優先」していくとの考えを示しているビノットだが、それもシーズンの展開次第では変わることもあり得ると示唆している。

「彼が何年にもわたってフェラーリ・ファミリーの一員であったことを忘れてはならないし、昨年は彼のザウバーでの仕事ぶりを安心して見ていることができた」

ルクレールがフェラーリの若手ドライバー育成プログラムである「アカデミー」に所属していたことに言及してそう語ったビノットは次のように付け加えた。

「つまり、バルセロナでの彼のパフォーマンスが予期せぬものだったわけではない。一方、あのテストは我々の選択を確かめるためのものでもなかった。彼のシーズンがどのように展開するか。それが重要なんだ」

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