7月2日(土)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・ポーランドの競技最終日となるデイ4が、ポーランド北東部のミコワイキを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合10位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合20位でフィニッシュした。
TOYOTA GAZOO Racingは、悪天候による劣悪な路面コンディションとなった高速グラベルラリーで、多くのデータを収集し、実戦経験を積むという目標を達成した。
■デイ4
競技最終日となるデイ4はSSが4本、計59.66kmと走行距離こそ短いが、依然としてタフなステージが控えており緊張感のある戦いが続いた。雨により路面は非常に滑りやすく、小さなミスが大きなアクシデントに繋がる可能性を秘めていた。
そのような難しいコンディションでハンニネンは安定した走りを続け、前日よりもひとつ順位を上げ10位でフィニッシュ。今季6回目となるポイント獲得を果たした。
また、前日マシントラブルでリタイアとなったラトバラは、サービスで問題を解決しラリー2規定によりデイ4に再出走。ボーナスポイントがかかるパワーステージの最終SSでは、2位に4.9秒差をつけるベストタイムを刻み、ボーナスの選手権ポイント5点を獲得。ドライバーズランキングで3位に浮上した。
エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)はデイ2に行われたSS4で車両を破損してストップ。残念ながらリタイアとなった。
■ラリー・ポーランド デイ4の結果
1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2h40m46.1s
2 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m23.9s
3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m20.8s
4 ダニ・ソルド/マルク・マルティ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m47.4s
5 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 WRC) +3m11.8s
6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +3m16.8s
7 マッズ・オストベルグ/オーラ・フローネ (フォード フィエスタ WRC) +3m39.6s
8 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +4m39.1s
9 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (シトロエン C3 WRC) +4m43.5s
10 ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム (トヨタ ヤリス WRC) +4m53.7s
20 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +28m01.0s
R エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC)