FIA(国際自動車連盟)は25日(火)、パリでF1ストラテジーグループとF1委員会の会合を開催し、今シーズンのレギュレーションの抜け穴により登場してしまった「Tウィング」と「シャークフィン」について、2018年から“厳密に制限”することを発表。また、今回の変更は、FIA世界モータースポーツ評議会にて承認されるという。
この会合には、FIAのジャン・トッド会長、F1グループのチェイス・キャリーCEOなど、全てのメンバーが出席した。
■“カッコいいF1”にするはずが・・・
今シーズンから“カッコいいF1”を取り戻すために改定された新レギュレーションだったが、抜け穴によりエンジンカバー上部に「Tウィング」が誕生し、制限されていたはずの「シャークフィン」が復活してしまった。
しかし、どのデザインも人気が無いことが判明。さらに、メルセデスの「Tウィング」が脱落しマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に破片が激突するという問題も起こっていた。
■2018年から“厳密に制限”
FIAは、「Tウィング」と「シャークフィン」を含めたデザインが“厳密に制限”されるように、エンジンカバー周辺のレギュレーションは変更されると声明を発表した。これにより「Tウィング」と「シャークフィン」は今シーズン限りとなりそうだ。