2月27日(月)から3月2日(木)までの4日間、第1回F1シーズン前テスト(バルセロナ・カタルーニャサーキット)が行われた。
4日間合計の総走行距離を見てみよう。1レースの距離は約300kmだ。メルセデスAMGはすでに8レース分、フェラーリが7レース分を走破。ザウバーとハースも5レース分を消化し、レッドブル、ルノー、フォース・インディアは4レース分走った。
一方、トラブルに泣いたチームは3チーム。ウィリアムズは、“大物”新人ランス・ストロールの3回ものクラッシュによりパーツ不足で走行を中断し、マクラーレン・ホンダとトロロッソはパワーユニットのトラブルなどが発生、いずれも約3レース分ほどしか走行できなかった。
■マクラーレン・ホンダ、4レース分の遅れ
マクラーレン・ホンダは、メルセデスやフェラーリと比べるとすでに3〜4レース分ものデータ収集の差が出ており、今後の開発速度や精度に影響が出る可能性は大きい。来週、何としても走行距離を稼ぎたいところだろう。
■第1回F1合同テスト・総走行距離
P | チーム | 周 | 走行距離(km) |
---|---|---|---|
1 | メルセデス | 558 | 2597 |
2 | フェラーリ | 468 | 2179 |
3 | ザウバー | 349 | 1625 |
4 | ハース | 343 | 1597 |
5 | レッドブル | 294 | 1369 |
6 | ルノー | 293 | 1364 |
7 | Fインディア | 278 | 1294 |
8 | ウィリアムズ | 213 | 992 |
9 | マクラーレン・ホンダ | 208 | 968 |
10 | トロロッソ | 183 | 852 |
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