元F1ドライバーのロバート・クビサが、2017年からの新ルールに対応するタイヤ開発のため、F1公式タイヤサプライヤーであるピレリに協力することになるかもしれない。
ピレリではすでにイタリアのフィオラノ・サーキットにおいて、元トロロッソドライバーであり、現在はフォーミュラEに参戦するかたわらフェラーリのテストドライバーを務めるジャン-エリック・ベルニュによって2014年型フェラーリF1カーを用いてのテストを開始している。
さらに、今年のF1シーズン開幕直前にシートを失った元ロータスのパストール・マルドナードも、最近ムジェロとバルセロナでGP2カーを使ってのテストを行っている。
フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙は、ピレリがクビサに対しても「少なくとも1日」のテスト走行を行うよう招待することになるかもしれないと報じている。
2011年シーズン直前にラリー走行中に大クラッシュを喫して大けがを負ったポーランド人ドライバーのクビサは、その後ラリー参戦ができるまでに回復したものの、夢であったF1への復帰はならなかった。
現在31歳となるクビサは、F1カーが恋しいという思いはあると認めているものの、まだ腕の一部に障害が残っており、狭いF1カーのコックピット内では自由にステアリング操作することが難しい状態だとも伝えられている。