ジュール・ビアンキが亡くなったことを受け、F1界は悲しみに包まれている。
ビアンキは、昨年10月のF1日本GPでクラッシュして以来、こん睡状態が続いていたが、17日(金)に25歳の若さでこの世を去った。
ビアンキが所属していたマルシャ(現マノー)は、「ジュールを失い、悲しみに打ちひしがれている。チームに彼を迎え、レースできたことを光栄に思う」とツイート。
また、チームの声明では、チーム代表ジョン・ブースの言葉で「われわれがこれまで成し遂げたことは、すべて永遠に彼の功績だ」とビアンキを称えた。
ビアンキのマネージャーだったニコラ・トッドは、ツイッターでビアンキに向けたメッセージをつぶやいている。「君は、ずっとほしいと夢見ていた弟だった。この10年間を共にできたことを心から光栄に思う。君が恋しくなるよ」
ビアンキが育成ドライバーだったフェラーリは、「永遠にフェラーリの心の中に」とツイートしている。
■親しかったドライバーからの追悼の言葉
ビアンキと共に戦ったチームメートも悲しみをツイートしている。
マルシャでチームメートだったマックス・チルトン「彼の家族やこのスポーツが失ったものを表現する言葉は存在しない。僕に言えるのは、君と知り合え、レースができてうれしかったということだけ」
2010年にGP2でチームメートだったサム・バード「さらば、友よ。多くの人たちが君を恋しく思うだろう。安らかに眠れ。君のことを思っている…」
同郷のフランス人ドライバーからも追悼の言葉が寄せられている。
ロマン・グロージャン(ロータス)「これまでに出会った中で最高のヤツで最高のドライバーを昨日失った。友よ、君が本当に恋しくなるよ…」
ジャン-エリック・ベルニュ(元トロロッソ)は、フェイスブックに悲しみをつづった。「君が戦えなかった相手は運命だけかもしれない。ジュールは僕が出会った中で最高のファイターで、最高のドライバーだった。君が恋しくなるよ、友よ…」
昨年までF1で共に戦った小林可夢偉も、次のようにツイートしている。
「2014年の日本グランプリでのクラッシュ以降ずっと戦ってきた彼を称えます。そして心からご冥福をお祈りします」