ケータハムが終幕を迎えた。清算人が資産を競売にかけることに決めたのだ。
マノー(マルシャ)が2015年参戦に希望をつなぐ一方、5日(木)、ケータハムでは資産売却に向けて競売人が指名された。オークションは来月開かれ、目録には2014年型車やレース機材などF1参戦に欠かせない品々が含まれる。
代理チーム主任のフィンバー・オコンネルは二週間前、オークションの準備が整った段階で同チームにとってF1参戦継続の夢は絶たれると語った。
かつてオコンネルは、「参戦継続を可能にしてくれそうな人物が現れる限り、私はチームを閉鎖しない」と『Reuters(ロイター通信)』に述べていた。
「いったんチームを閉じたら、あとは資産の競売を取り仕切るだけだ。それはいつだってできる」
予定されるオークションはイギリスの競売業者が指名され、すでに「ケータハムF1チームの資産現金化」も公表済だ。
業者はワイルズ・ハーディー・アンド・カンパニーといい、オークションは3月11日(水)に開かれる。皮肉にも2015年F1開幕戦オーストラリアGPの週だ。
オークションでは、ピットレーンで使用する機材一切、工場の装置やオフィス装備、さらにマシンや機材を移動するトラック、シミュレーター、マシン設計用のスーパーコンピューターなどが競り落とされる模様だ。