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まだどのチームも手の内を見せていないとライバルたち

2015年02月05日(木)19:01 pm

ヘレスで行われた今季最初の公式テストにおいて、最終日の4日(水)にトップタイムを刻んだのは、またしてもキミ・ライコネンがステアリングを握ったフェラーリの2015年型車SF15-Tだった。

だが、2014年シーズン終了直後にフェラーリの新チーム代表に就任したマウリツィオ・アリバベーネは、メルセデスAMGはまだ本当の実力を隠していると見ているようだ。

「パフォーマンスに関しては、我々のライバルたちはまだこのテストでは本当の実力を示していないと思うし、ある特定のチームに関してはとりわけそうだと思う」

そう語ったアリバベーネは、次のように付け加えた。

「彼らや我々の実力に関して本当のことが分かるのはバルセロナでの最後のテスト(2月26日~3月1日)でのことになると思っているよ」

メルセデスAMGの2015年のタイトル連覇に向け、その最大のライバルとなるだろうと言われているウィリアムズも、今回のヘレステストではあまり目立つタイムを刻んではいなかった。

だが、ウィリアムズで2年目を迎えるフェリペ・マッサは、今年は昨年絶対的な強さを見せたメルセデスAMGを破り、勝利を重ね、タイトルさえ狙っていきたいと次のように語った。

「彼ら(メルセデスAMG)はすごくよさそうだ。ウィリアムズとして注目すべきは彼らだよ」

マッサは母国ブラジルの『Globo(グローボ)』にそう語ると、次のように続けた。

「本当に今はまだ何を言うにしても早すぎるんだ。実際問題、不可能だよ」

「フェラーリもクルマばかりでなくエンジンも改善されたようだ。だけど、本当のライバルが誰かということが分かるのはバルセロナでの2週目のテストが終わってからだろうね」

「そこで初めて各チームが燃料を少なく搭載した状態での走行を行うことになるだろうし、クルマが軽いときにどういう走りを示すかということがそこで分かることになるだろうね」とマッサは付け加えた。

ヘレステストで好調ぶりを発揮したフェラーリだが、すでに燃料を軽くして走行していたという可能性もある。

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンもこれに関し、4日(水)に次のように語っている。

「僕のエンジニアが言ったんだけど、フェラーリは僕たちとは違うプログラムで走っていたらしい。彼らの(1回あたりの)走行はかなり短かったからね」

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