F1第2戦サウジアラビアGPで、印象的な活躍を見せたルーキーのオリバー・ベアマン(18歳)だが、フェラーリF1のフレデリック・バスール代表は来年ハースからフルタイムF1デビューを果たす「可能性はある」と認めた。
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フェラーリのジュニアドライバーであるベアマンは、急遽フェラーリに飛び乗り、1時間のフリー走行3回目を終えただけで、予選と決勝レースで印象的な走りを見せ、7位でフィニッシュしたことにパドックの多くの者が感銘を受けた。
小松礼雄チーム代表(ハース)も、同様にベアマンに感銘を受け、今シーズンもこの若手ドライバーが6回のFP1を走ることに喜びを示した。
ベアマンがジェッダで活躍したことで、ハースの将来的なプランに注目が集まっているが、その可能性について質問されるとF1公式サイトでこう答えている。
「ええ、もちろんです。昨年、メキシコとアブダビで彼をFP1に起用した時、彼が“トータルパッケージ”であることは一目瞭然でした。ですから今年、彼を6回もFP1に起用できることをとても嬉しく思います。彼にとても満足しています」。
昨年、ベアマンがメキシコとアブダビのFP1にハースF1から出場した時、レギュラードライバーとのタイム差は0.5秒ほどだったが、他の新人と比べると明らかに速さを見せていた。実力を示したベアマンのF1フルタイム参戦に必要なのは、条件面となりそうだ。
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