ヘルムート・マルコ博士はレッドブルが2024年も勝つことができると考えているが、それは特定のグランプリにおいてのみだという。
■マルコ博士、フェルスタッペンをべた褒め
レッドブルは内部で権力闘争が繰り広げられているが、スポーツの面では3年連続トリプル・ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンが今年もどのライバルよりも明らかに先行している。
レッドブルF1のコンサルタントを務めるマルコは、「マックスは、自分自身を他のすべての出来事から閉ざしている姿は素晴らしい」と語った。
「最も印象的だったのは、彼が最終スティントでレースでファステストラップを要求しなかったことだ」
「彼はフィニッシュまで静かに走りたがっていた。彼は今、とてもリラックスしているよ」
マルコは、レースで上位争いがない状況について「観客にとっては良くないかもしれない」と認めるが、「しかし、我々は優れていた。それは認めないとね」と『Sky Deutschland』に語った。
「今回はわずか19秒差で勝っただけだと思うけどね」と80歳のオーストリア人は『ORF』にジョークを飛ばした。
しかし、マルコはレッドブルが今年、2023年に達成したシンガポール以外の全レースで優勝という記録を更新する可能性があるとの主張には否定的だ。
「モナコやシンガポールなど、予選が重要なサーキットではもっと難しくなる」
「サウジアラビアでマックスがポールポジションを獲得したのは、やはり驚異的なラップによるものだった」
「もしそれがどこかでうまくいかず、トップでスタートすることができなければ、我々は間違いなく勝てないかもしれない」。