2024年シーズンはまだたった1レースしか終わっていないが、勢力図はすでに本質的に明らかだと有名なF1ジャーナリストのミハエル・シュミットは考えている。
バーレーンでの開幕戦を終えて、パフォーマンスの順位についての考えを明かすよう求められたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、今週末のジェッダでは大きな変化はないだろうと同意した。
「冬の間中、レッドブルとフェラーリが他よりも少し優れていると言い続けてきた。バーレーンではそうだったし、多くの人にとっては驚きだったようだね。それが僕にとっては驚いたことだ。バーレーンでの結果は誰をも驚かせるものだったね」
アストンマーティンが再びマクラーレン、メルセデス、フェラーリ、そしてもちろんレッドブルに次ぐ第5勢力であることに同意しているとシュミットは『Auto Motor und Sport』に寄稿した。
■レッドブルとフェルスタッペンはさらに優位
元F1ドライバーのクリスチャン・ダナーは「バーレーンでのレッドブルの結果に対するメルセデスとフェラーリの反応は、まるで傷の舐め合いや言い訳をしているようだった」と『Servus TV』に語った。
「マクラーレンも目立たないようにしている。彼らは、マックス・フェルスタッペンの優位性がこれほど露骨に続くとは考えていなかっただろう」
実際、シュミットは、レッドブルとフェルスタッペンが2023年よりも「さらに優位になっている」と考えており、フェラーリは第2勢力となっている。
「メルセデスの本当の速さは誰にもわからない」と彼はドイツの雑誌に書いた。
■奇跡は期待していないとアロンソ
アロンソによれば、多くのチームの抗議や希望にもかかわらず、バーレーンとサウジアラビアの間の序列はあまり変わらないという。
「問題は、マシンに何の変更も加えられないことだ。クルマは同じものになるだろう」
「レッドブルの支配を止められるような要素について語りたいという願望が常にあるのは知っている。僕が間違っていて、アストンマーティンがいい結果を残せればいいけど、それは難しいだろうね。奇跡は期待していない。また第5勢力になると思う」と42歳は語った。