アフリカは長い間F1から遠ざかっているが、アフリカ本土の沖合に浮かぶザンジバル島での開催が計画されているようだ。
■F1もFIAもアフリカGP開催には前向き
リバティ・メディアもFIA(国際自動車連盟)も、F1がアフリカでのレースを必要としていることに関しては一致していると考えられている。
昨年、F1はキャラミで南アフリカGPを復活させるという契約に近づいたが、最終段階で決裂した。しかし、FIAのモハメド・ベン・スライエム会長は今月初め、『motorsport-magazin.com(モータースポーツマガジン)』に次のように語った。
「我々はアフリカで非常に良い関係を築いており、アフリカにもっと注目すべきだ」。
■元F1ドライバーのフィジケラが関与
そして今、「F1開催を夢見て」ザンジバルで新サーキットプロジェクトが進行中で、元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラが関与しているとイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は伝えた。
「建設に向けた具体的な第一歩が踏み出されたのは2022年9月で、アフリカの島の政府機関が承認した」。
そして昨年11月、サーキット用地はプロジェクト投資家の手に渡り、投資家はフィジケラを技術コンサルタントとして起用したという。
■10年以内の認証取得は想像できない
しかし、マルコ・ブルックナー記者は、サーキットを完成させ、FIAの承認を得ることは「簡単なことではない」と認めている。
「最初の石の敷設は2025年で、サーキットの最初の部分がオープンするのは2027年だ。このサーキットが10年以内に必要な認証を取得できるとは考えにくい」。
■F1アフリカGP開催を目指すザンジバル島の場所