2024年1月25日、スクーデリア・フェラーリとシャルル・ルクレールは新たな契約延長に合意したことを発表した。モナコ出身のルクレールは2024年末以降もスクーデリアでF1世界選手権に参戦することになる。
ルクレールは2016年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに参加し、2017年はF2選手権で圧倒的なパフォーマンスを見せ、2018年にザウバーでF1デビューを飾った。
その翌年の2019年にはフェラーリのフルタイムドライバーとなり、その年にスパ・フランコルシャンのF1ベルギーGPで優勝し、スクーデリア史上最年少でグランプリを制したドライバーとなった。2022年には3勝を挙げ、ドライバーズランキング2位を獲得した。
26歳という若さで予選ラップを制する卓越した実力で知られている。フェラーリのステアリングを握ってポールポジションを獲得したドライバーとしてはニキ・ラウダと並ぶ23回ですでに2番目、次は伝説のミハエル・シューマッハの58だけとなった。
フェラーリ在籍中に103レースに参戦し、23回のポールポジション、通算5勝、30回の表彰台、7回のファステストラップ、1035ポイントを獲得している。
ルクレールはフェラーリでワールドチャンピオンになることを目標に掲げており、このパートナーシップはしばらく続きそうだ。
■シャルル・ルクレール
ルクレールは契約発表に関して次のようにコメントした。
「今後数シーズン、スクーデリア・フェラーリのレーシングスーツを着ることになり、とてもうれしく思っているよ」
「このチームでレースをすることは、僕が3歳のときからの夢だったんだ。F1モナコGPは、友人のアパートの窓から見ていた。デボーテ・コーナー(サン・デボーテ)で僕はいつも赤いクルマを見ていたよ」
「2016年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに参加して以来、このチームは私にとって第二の家族であり、この5年間、苦難を乗り越え、共に多くのことを成し遂げてきた。だけど、ベストはこれからだと信じているし、さらなる進歩を遂げ、すべてのレースで競争力を発揮するためにも、今シーズンの開幕が待ちきれない」
「僕の夢はフェラーリでワールドチャンピオンを獲得することであり、これからの数年間、ともに素晴らしい時間を過ごし、ファンを喜ばせることができると確信している」。