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夢のフェラーリ・ドライバー就任!2012年にフェラーリF1と契約していたクビサ、夢を失った傷は「開いたまま」・・・チームメートとして「アロンソに挑戦したかった」

2024年01月25日(木)20:52 pm

ロバート・クビサがついに、ワークス・フェラーリでワールドチャンピオンを目指すチャンスを手にする。

現在39歳のポーランド人は、前途有望なF1キャリアが悲劇的かつ突然に終わりを告げる前、マラネロでフェルナンド・アロンソ(当時フェラーリ)のチームメイトになるはずだった。

しかしラリーでのクラッシュで負った後遺症は、2019年にウィリアムズで復帰することを除けば、彼のF1の夢に終止符を打つことになった。

■フェラーリでF1の夢を失った傷は「開いたまま」

クビサは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に、フェラーリでF1の夢を失ったことはいまだに「開いた傷」のままだと語った。

「F1ドライバーとして、僕には2つの目標があった。チャンピオンになることと、赤いマシンで走ることだ」

「うまくいかなかったのは、人生が僕のために別のことを考えていたからだ。でも、今は同じようにハッピーだよ」

■クビサ、念願のフェラーリドライバーへ

クビサは、ル・マンを含むフェラーリの新ハイパーカーWECプロジェクトのドライバーとして、2024年に新たに決定した役割についても言及した。

「ル・マン24時間レースを走れるということは、F1を15レース連続で走れるような気分だ」と、昨年LMP2カテゴリーで2位を獲得したクビサは語った。

「赤いマシンで走れるのは特別なことだ。フェラーリに乗る方法を何度も探そうとした。フェラーリでのドライビングは、他のブランドでのドライビングとはまったく違うものだ」

■フェラーリに乗ってアロンソに挑戦したかった

一方、クビサとスペイン人ドライバーのアロンソがコンビを組んだら、フェラーリのF1チームではどちらのドライバーが優位に立っていただろうかと考える人もいる。

「同じマシンでフェルナンドに勝つのは難しかっただろうね。でも、挑戦はしてみたかった」とクビサは認める。

「F1でレースをしていたときは、お互いに尊敬し合っていた。でも、フェラーリにとってはリスクの高いペアになる可能性があった」

「でも現実には、僕たちは一緒に素晴らしいことを成し遂げたと思う。そうなるはずだったんだけれど、でも今日、僕は2012年にフェラーリと契約したときと同じように、赤いクルマとの新しい冒険に満足しているんだ」。

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