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メルセデスF1のジョージ・ラッセルが主張「結果はついてきていないがドライバーとしては成長できている」

2023年11月18日(土)6:23 am

メルセデスのジョージ・ラッセルは、2023年シーズンの結果は昨年よりも悪いにもかかわらず、ドライバーとしては昨年よりも成長できていると主張している。

●【2023F1第22戦ラスベガスGP】開催スケジュール・全セッションの結果

■今季は昨年よりも結果が残せなかったラッセル

メルセデスの育成ドライバーであったイギリス出身のラッセルは、2019年にウィリアムズでF1デビューし、2022年に念願のメルセデス昇格を果たしている。

その2022年シーズンには7度F1王者となった実績を持つチームメートのルイス・ハミルトンを上回るドライバーズランキング4位の結果を残し、終盤のブラジルGPではメルセデスにとってシーズン唯一の勝利をもたらしている。

ところが、メルセデスで迎えた2年目のシーズンである今年は、現時点でハミルトンがドライバーズランキング3番手に位置しているのに対し、ラッセルは8番手と、昨年とは逆にチームメートに大きく水をあけられてしまっている。

■今季は負の連鎖に陥ってしまったがドライバーとしては成長している

25歳のラッセルは、現在F1ラスベガスGPが開催されているラスベガス・ストリップ・サーキットにおいてフランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。

「結果に関してはかなりひどい年だったよ」

「歴史を書き換えたいと思っているわけじゃないけど、メルボルンでああいうことがなければ多分勝てていただろうし、それが悪い結果の連鎖につながってしまったんだ」

メルボルンで行われた今季の第3戦オーストラリアGPでは、予選で現F1チャンピオンのマックス・フェルスタッペンに次ぐ2番グリッドを確保したラッセルは、決勝がスタートするとフェルスタッペンをかわしてトップに立ち、優位にレースを進めていた。ところが2度のセーフティカー導入や赤旗中断などにより順位を下げてしまったラッセルには、18周目に入ったところでエンジンから出火するというトラブルにも見舞われてリタイアに終わっていた。

「昨年はその逆だったんだ。いい結果がまたいい結果へとつながっていたからね」

そう続けたラッセルは、次のように付け加えた。

「もちろん、まだ改善しなければならない部分もあるよ。だけど、結果には表れていないにせよ、僕は昨年よりいいドライバーになったと感じているよ」

■2024年シーズンには希望が持てる

今季のメルセデスはシーズン終盤に向けてパフォーマンスを向上させ、レッドブルとの差を縮め始めたかに見えていた。だが、前戦サンパウロGPではラッセルがスプリント4位、決勝リタイア、ハミルトンもスプリント7位、決勝8位とその勢いを維持することができなかった。

メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2週間前に行われたブラジルでのレースは「この13年で最悪の週末」だったと語っている。

しかし、ラッセルは、2024年シーズンに向けては希望もあると考えているようだ。

「僕に大きなモチベーションを与えてくれるのは、僕たちはただ立ち止まって、どうすることもできず、彼ら(レッドブル)から何光年も離れていると自分たちに言い聞かせているわけじゃないということだよ」

ラッセルはそう語ると、次のように付け加えている。

「僕たちは期待値を高く設定しすぎるつもりはないんだ。だけど、来年には自分たちの問題の多くを解決できると、かなり楽観的に考えているよ」

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