今週末には世界最大の遊興都市であるラスベガスの中心部でF1が開催されることになるが、メルセデスはF1チームスタッフが仕事の合間にカジノに出かけることを許可しない方針のようだ。
●【2023F1第22戦ラスベガスGP】開催スケジュール・全セッションの結果
レースのために、満足に休む間もなく次から次へとさまざまな国を訪れるF1チームスタッフたちだが、ラスベガスでは夜にカジノへ出かけて楽しい時間を過ごしたいという誘惑に駆られることになるのは十分に考えられることだ。
■誰もカジノでは遊ばせないとトト・ヴォルフ
だが、メルセデスのチームCEO兼代表であるトト・ヴォルフは、チームスタッフたちがラスベガスの雰囲気に飲まれてしまうことを恐れているようだ。
「私は一度もベガスに行ったことはない。だが、我々は誰もカジノには行かせないつもりだ」
そう語った51歳のオーストリア人は、笑いながら次のように付け加えた。
「私は遊ばない。だから、私は誰にも遊ばせないことにするよ」
■アストンマーティンも集中力欠如を懸念
そして、メルセデスエンジンを搭載するアストンマーティンも同じ方針を打ち出すことになるかもしれない。
「気が散ることがたくさんあるだろう」
アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックはそう語ると、次のように付け加えた。
「ここぞというときに集中することが大切なんだ」