アメリカ大陸3連戦の初戦、F1第19戦アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、オースティン)の初日を終えて、アルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)が次のように振り返った。
●【2023F1第19戦アメリカGP】全セッションの結果・開催スケジュール
■ジョナサン・エドルズ(アルファタウリF1、チーフ・レース・エンジニア)
アルファタウリF1の予選:11番手、15番手
「ダニエル(リカルド)をトラックに迎え入れることができ、今週末から再びAT04をドライブできるのは素晴らしいことだ。彼は自分自身を統合し、中断したところから正確に調子を上げ、最初のラップからペースを上げた」
「ストレートスピードとコーナーでのダウンフォースにはトレードオフがあることを考慮して、FP1では両車でリアウイングのレベルを分けたが、そこから良いデータを収集した」
「また、いくつかの新しい空力パーツも導入した。これはスプリントの週末では決して簡単なことではないが、チーム間の差が非常に小さいため、できる限りすべてやってみることが必要だ」
「FP1では両車ともミディアムとソフトコンパウンドで走行し、どちらのドライバーもソフトタイヤで完璧なクリーンラップを達成することはできなかったが、アップデートが機能しているのが確認できたし、中盤で競争できるペースがあった」
■角田裕毅はQ3突破も可能だった
「Q1は2回の走行のみを計画しており、他のチームが3回の走行を選択したため、非常にタイトだったが、通過するのに十分な走りをした。ユウキ(角田裕毅)にとってはまたしても11番手で、今度は通過まで0.018秒だった。周回中のセクター1の渋滞によるダーティーエア(乱流)がなければ、彼は快適にQ3を突破できただろう」
「ダニエルはペースを保っていたが、最終ラップでアンダーステアが大きくなりすぎた。アンダーステアはここでのラップタイムにとって非常に不利で、中団の車両間のギャップが非常に狭かったため、彼は最終的に15番手に終わった」
「我々は今、明日のスプリント・シュートアウトに向けてミディアムタイヤに合わせて車を再度最適化する方法を理解することに焦点を移すよ」。