ドイツに本社を構えるスポーツ関連用品メーカーである『アディダス(adidas)』が、2024年からレッドブルのセカンドチームであるアルファタウリのネーミングライツを引き継ぐのではないかという噂を否定しなかった。
■アルファタウリの新チーム名はヒューゴ・ボスにあらず
アルファタウリは2024年に再びチーム名称を変えることを明らかにしているが、少し前まではドイツのファッションハウスである『ヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)』が新たなパートナーとなり、チーム名称は「ヒューゴ・ボス・ブルズ・レーシング」になる可能性があると示唆されていた。
しかし、今年アルファタウリのチームCEOに就任したピーター・バイヤーは最近、スイスの『Blick(ブリック)』に次のように語っている。
「彼ら(ヒューゴ・ボス)も新しいプロジェクトに関わっている」
「しかし、新しい名前はもっと大きなものだよ」
■本命はアディダス?
そして、その後、アルファタウリのネーミングライツを実際に引き継ぐことになるのはアディダスにほかならないという噂が浮上してきている。
アメリカに本拠を構える『ナイキ(NIKE)』に次ぐ世界第2位のスポーツウェアメーカーであるアディダスの広報担当者は、ドイツの『DPA通信』に対し「原則として、我々は憶測には加わらない」と語り、最近の噂を否定も肯定もしなかったという。
『DPA通信』によれば、アディダスのF1参入は、新CEOのビョルン・グルデンが中心となって推し進めているようだ。
グルデンはかつてアディダスの副社長を務めていたものの、20213年に同じドイツのスポーツブランドである『プーマ(PUMA)』のCEOに就任し、プーマの知名度を飛躍的に高めた実績を持っている。グルデンは今年の1月に再び古巣アディダスにCEOとして復帰している。