9月24日(日)、F1第17戦日本GP(鈴鹿サーキット)で53周の決勝レースが行われ、アルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)が次のように振り返った。
●【2023F1第17戦日本GP】全セッションの結果・開催スケジュール
スタート直後から角田裕毅とリアム・ローソンが激しくもフェアなバトルを繰り広げたが、アルファタウリF1は惜しくもポイントを持ち帰ることはできなかった。
■ジョナサン・エドルズ(アルファタウリF1、チーフ・レース・エンジニア)
スターティンググリッド:9番、11番グリッド
決勝レース:11位、12位
「ミディアムとハードのタイヤを1セットずつしか温存していなかったので、この路面温度ではハードコンパウンドのタイヤを2本残しているマシンに比べてやや不利になることはわかっていた」
「また、ミディアムタイヤもハードコンパウンドと同じような挙動になると予想していた。常にタイヤ勝負のレースになることは予想できた」
「2台ともソフトコンパウンドでスタートし、スタート直後のアクシデントを経て、2台とも9番手と10番手につけていた」
「ソフトコンパウンドでのスティントは短かったので、ヒュルケンベルグに反応したんだ。ドライバーたちの(ピットイン直前の)インラップが良く、ピットストップも素晴らしかったので、2台とも前に出続けることができた」
「我々の主な課題は、中間スティントのミディアムコンパウンドのペースだった。デグラデーション(劣化)が激しく、ここでダメージを受けてしまった。他チームはうまく機能させられていたので、レース後の作業ではこれが主な焦点になるだろう」
「最後のハードコンパウンドでのペースは競争力があったが、この段階で我々はすでに2台のアルピーヌに負けており、最終的には2台ともポイント圏外という結果に終わった」
「レースではいくつか順位を落としたが、この週末にはポジティブな兆候がいくつかあった。予選の好パフォーマンスと、以前より一歩前進したレースペースが示すように、パッケージは機能している。我々はマシンの開発を続けているし、実力でポイントを獲得できるところまで来ているから、我々はシーズンの終わりまで戦い続けるよ」。