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【フェラーリF1】チーム代表が「内紛」の噂を否定「論争はあるがお互いに責め合うことはない」

2023年08月18日(金)19:55 pm

フェラーリのチーム代表を務めるフレデリック・バスールが、チーム内の混乱や不満に関する噂について口を開いた。

■混乱と不和が噂されるフェラーリのチーム代表を引き受けたバスール

昨年まではアルファロメオのチームCEO兼代表であったフランス出身のバスールは、2022年シーズン後に更迭されたマッティア・ビノットの後任として今年からイタリアの名門F1チームを率いている。

だが、ビノットの在任中はレース後にシャルル・ルクレールとビノットが激しいやり取りを交わすシーンも見られるなどチーム内に混乱と不和が生じていると考えられていただけに、バスールもこの問題に苦しめられるのではないかとの見方をする者が多かったのは確かだろう。

実際のところ、昨年のフェラーリには戦略ミスやマシントラブルなども多く、それらがチーム内の結束に影響を及ぼすことがなかったとは言えないはずだ。

■噂は完全に間違っているとバスール

しかし、バスールはこのほど、フェラーリ内の雰囲気が悪化しているというような噂は事実ではないと反論している。

「私がフェラーリに行くようだと推測されていたとき、パドックでは誰もが私に『混乱や内紛を見ることになるだろう』と言っていたよ」

「これは完全に間違いなんだ。それは人々が形作り、繰り返えされてきている考えだよ」

■フェラーリの雰囲気はほかのチームとの比較でも非常にいい

そう語った55歳のバスールは、それどころかフェラーリF1チームの雰囲気は非常によく、不和などはないと次のように続けている。

「フェラーリをほかのチームと比較すると、私がかつていたチームをそこに加えたとしても、雰囲気は非常にいいよ」

「チームの情熱は巨大なんだ。毎朝、私がオフィスに着くと、入り口の前にやる気に満ちた人たちがいるよ」

■論争はフェラーリが自己満足に陥っていない証拠

バスールはまた、チーム内に意見の相違があることは事実だと認めながらも、それはフェラーリが自己満足に陥っていないことの証拠だと主張している。

「チームにとって最悪なのは、自己満足して鷹揚(おうよう)に構えてしまうことだ」

そう語ったバスールは次のように付け加え、今のフェラーリでは建設的な批判と活発な議論が行われており、それがチームを前進させるための勢いになっているのだと示唆している。

「我々はよく論争するよ。そして今のフェラーリではテーブルを囲んでお互いを責め合うことはないんだ」

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