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【フェラーリ】今季のF1マシン開発は7月末で中止したとチーム代表 2024年型マシンは「進化型」ではなく「革新型」に?

2023年08月21日(月)18:11 pm

フェラーリのチーム代表を務めるフレデリック・バスールが、もはや風洞を使用した2023年型F1マシン開発はストップし、今後は2024年型マシン開発に完全にシフトしていくことを認めた。

■今年もタイトル争いにからめなかったフェラーリ

イタリアのマラネロに本拠を構える名門F1チームのフェラーリだが、2023年シーズンもタイトル争いには遠く及ばず、現時点ではコンストラクターズランキングでレッドブル、メルセデス、そしてアストンマーティンに次ぐ4番手に位置している。

今後アストンマーティンや、メルセデスを逆転する可能性は残されているものの、実際のところ現在トップを独走しているレッドブルとの差はすでに312ポイントも開いてしまっており、2008年以来となるコンストラクターズタイトル獲得のチャンスもほぼゼロだと言っても過言ではないだろう。

こうした中、今季からフェラーリを率いるフランス出身の55歳のバスールは、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

■2023年型マシン開発はすでにストップ

「今シーズンは7月末で風洞での開発を中止したよ。だが、すでにいくつか承認を受けたパーツはあり、それらをカタール(第18戦/10月8日決勝)あるいはオースティン(第19戦アメリカGP/10月22日決勝)に持ち込むつもりだ」

「2024年型マシンについては、まだ哲学的コンセプトの段階にある。ドライバーたちがいつも限界に達することなくレースができるよう、我々としてはこれまでとは異なる考え方をし、マージンを見つける必要がある」

「しかし、年末が新車の最終期限となるわけではない。我々は3月のバーレーン(プレシーズンテスト)に間に合わせなければならないわけだから、これからまだ何か月もあるよ」

バスールが“これまでとは異なる考え方”をするつもりだと示唆したことから、フェラーリの2024年型マシンは今年のマシンをベースとしてそれを“進化”させたものではなく、それとは大きく異なるコンセプトを持つ“革新型マシン”となる可能性が高そうだ。

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