「フェルスタッペンのことは無視する必要がある」とメルセデスF1チーム代表
レッドブルのライバルたちは、今シーズン後半には現F1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペン（レッドブル）はいないものとしてレースを戦っていくことになるかもしれない。
先週末にスパ・フランコルシャンで行われた2023年F1第13戦ベルギーGPでも、フェルスタッペンが危なげなく今季10勝目を達成。
すでにドライバーズランキング2番手につけているチームメートのセルジオ・ペレスとの差は125ポイントにまで広がっており、フェルスタッペンがF1ドライバーズタイトル3連覇を達成するのは時間の問題となってきている。
■フェルスタッペンはレベルが違うとフェラーリのボス
フェラーリを率いるチーム代表のフレデリック・バスールは、現時点において違うレベルにいるのはフェルスタッペンだけであり、それ以外のドライバーやチームとはシーズン後半もいい戦いができるだろうとベルギーGP決勝後に次のように語っている。
「先週のブダペスト（ハンガリーGP）では、私はなぜマクラーレンが飛ぶように速く、自分たちが愚かなのかについて答えなければならなかった。今回は、我々は再び彼らの前にいるよ」
「我々のペースはチェコ（セルジオ・ペレス）と比べてもよかった。だが、マックスに関しては、間違いなくレベルが違うよ」
■フェルスタッペンの存在は無視する必要があるとメルセデスのボス
また、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフも、今年はもう25歳のオランダ人であるフェルスタッペンを攻略するのは無理だと考えている。
「私は、彼のことは無視する必要があると思っているよ。なぜなら、2台目のレッドブル（ペレス）は我々と同じところにいるからね」
そう語ったヴォルフは、次のように付け加えた。
「マックスがいなければ、我々は接戦となり、素晴らしいシーズンになっていただろう」
