F1第12戦ハンガリーGP(ハンガロリンク)の決勝レースが快晴の中で行われ、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン1でトップに立つとそのままリードを広げて、圧倒的な速さと強さで7連勝、今季9勝目を挙げた。
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また、レッドブルは開幕戦から負け知らずの11連勝。昨年の最終戦から12連勝を飾り、1988年にアイルトン・セナとアラン・プロストが圧倒的な強さを見せたマクラーレン・ホンダを超える偉大な大記録を達成した。
■マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
スターティンググリッド:2番グリッド
決勝レース:優勝
「スタートはとても重要だった。最初のスティントをうまく運びたかったし、そのおかげでタイヤのケアもうまくいったし、他と比べて延長して走れた」
「今日のマシンのフィーリングはとても良かったし、気温の上昇ともバランスが合っていた。予選では週末を通して1周では苦戦を強いられたけど、それがレースに向けての正しい判断だったということだと思う。もしどちらかを選べるなら、僕は毎回レースでのパフォーマンスを選ぶだろうけど、僕たちは常に変更を加え、マシンを改善する努力を続けるよ」
「12連勝することは非常に難しいことだということをみんなは少し忘れていると思うけれど、そこで止まらないことを願っている。これからも続けていかなければならないし、常にチャレンジしていくつもりだ」
「今日はとても楽しかったし、クルマのなかではただ笑っていて、すべてが完璧に進んだ日の1つだったよ。そうだね、ほぼ完璧だ」
フェルスタッペンが“ほぼ完璧”という理由は、陶器のトロフィーを受け取った後、2位のランド・ノリス(マクラーレン)がシャンパンファイトをしようとビンで表彰台を叩いた際に1位のトロフィーが倒れて壊してしまったためだ。この件について、フェルスタッペンはマクラーレンへ請求し、サッカーのVAR判定のように動画を見返す必要があるとジョーク交じりに語った。
「マクラーレンに頼んで新しいトロフィーを買ってもらおうと思ってるよ!ランド(ノリス/マクラーレン)が僕を責めていると聞いたから、誰が本当に壊したのか、VARのように映像を見直す必要があるね」。