F1第12戦ハンガリーGP(ハンガロリンク)の予選が初めてATA方式で試行され、全員が指定タイヤコンパウンドを履いて各セッションに臨んだ。
●【2023F1第12戦ハンガリーGP】開催スケジュール・全セッション結果
メルセデスにとって明暗分ける予選結果となった。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、2021年の第21戦F1サウジアラビアGP以来となる通算104回目のポールポジションを獲得。ハンガリーGPでは2021年以来9回目で、1つのサーキットでの最多ポールポジション記録を更新した。
一方、ジョージ・ラッセル(メルセデス)はトラフィックに巻き込まれQ1敗退の18番手に終わった。
■トト・ヴォルフ(メルセデスF1チーム代表兼CEO)
予選:ポールポジション、18番手
「今日は競争力のあるパッケージだった。これは本当に誇れることだ。ルイスは素晴らしいラップを刻んでポールポジションを獲得した。彼にクルマを与えれば、彼はそれができるんだ」
「我々は一晩でセットアップについていくつか良い決断を下し、ドライバーたちはFP3で正しい方向に進めた。今日のマシンは彼らに自信を与え、プッシュすることを可能にしてくれた」
「我々はジョージについてミスを犯した。我々は彼をコース上のもっといい位置に出すべきだったし、それについては彼に謝った。時間が迫っているときには互いにオーバーテイクしないという紳士協定がある。彼は何台ものマシンに先行され、最終ラップを台無しにしてしまった」
「明日は厳しい戦いになるだろう。他のドライバーたちのロングラン・ペースは力強く見えたが、レースでの走りはフリー走行とは少し違って見えることがある。我々は持てる力をすべて出し切って、マシンがどれだけの実力を発揮できるか確認したい」。