2023年F1第10戦オーストリアGP(レッドブル・リンク)の2日目、スプリント・シュートアウト(SQ)が行われた。
スプリント・シュートアウトは、このあと午後に行われるスプリント・レースのための予選で、SQ1で5台脱落、SQ2で5台脱落、SQ3ではトップ10台が争う。また、改訂されたルールでは、SQ1とSQ2で新品ミディアムタイヤを使用し、SQ3ではソフトタイヤ(中古含む)を使用しなければならないが、新品ソフトタイヤを残しているのはルクレールとフェルスタッペンだけだ。
また、SQ1とSQ2では新品ミディアムタイヤで走行するのがルールだが、路面は濡れていてウェット宣言が出された。これは、ウェットタイヤのみならずどんなタイヤでも走らせられることを意味しており、多くのドライバーがソフトタイヤを選択した。レーシングラインが急速に乾いていく難しいコンディションのセッションだ。
●【2023F1第10戦オーストリアGP】全セッションのタイム、周回数
SQ3トップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)だった。
4番手はニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、5番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、6番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
7番手にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、8番手にはランス・ストロール(アストンマーティン)、9番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)、10番手はケビン・マグヌッセン(ハース)だった。
レッドブルと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリは、角田裕毅が13番手、新人ニック・デ・フリースは14番手で共にSQ2で敗退した。
この後のスプリント・レースは、フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのレッドブルF1勢がチームの地元でフロントローからスタートする。