メルセデスF1は、リザーブドライバーのミック・シューマッハが、父ミハエル・シューマッハが2011年シーズンにドライブしたマシン『W02』を駆ってグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(7月14~16日)に登場すると発表した。同フェスティバル初参加となる24歳のミック・シューマッハは、土曜と日曜の両日に参加する予定だ。
ミック・シューマッハは次のように語った。
「たとえ短い走行であっても、父の2011年型マシンW02で走るのは、華々しいものになるだろうね。この世代のマシンを体験するだけでも大満足だよ!」
「父がレースをしていたこのクルマを知れるのは特別なものになるし、いろいろな感情が湧いてくるだろうね。僕は幸運にも父のベネトンやフェラーリに乗ることができたけど、父が運転したメルセデスのステアリングを握るのは今回が初めてだ。きっと満面の笑みを浮かべて乗り切れると思うよ」。
W02は、2009年にメルセデス・グランプリがブラウンGPを買収してから2番目に設計・製造されたマシンだ。ミハエルとニコ・ロズベルグがドライブしたこのマシンはコンストラクターズ選手権4位となり、ミハエルはカナダGPで4位というベストリザルトを残した。
また、2021年の世界選手権を制したチームのW12はエステバン・グティエレスがドライブする。W12は、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがドライブして、2021年シーズン中に9勝を挙げ、19回の表彰台を獲得した。
グッドウッドを訪れるファンは金曜日から日曜日まで、F1ピットレーンで両マシンを間近に見ることができる。