F1ドライバーズタイトル3連覇を目指すレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、先週末のF1オーストラリアGP決勝1周目で起きたバトルに関してメルセデスのルイス・ハミルトンを非難した。
オーストラリアGPの舞台であるアルバートパーク・サーキットでポールポジションを獲得していたフェルスタッペンだが、決勝ではスタート直後にメルセデスのジョージ・ラッセルに先行を許すと、ターン3ではハミルトンにもオーバーテイクを許して3番手に落ちてしまった。
このとき、ハミルトンにターン3でインサイドに入られてオーバーテイクを許す形となったフェルスタッペンは、コーナーに入るときには自分の方が前にいたのにハミルトンが引き下がろうとしなかったために、自分としては接触を避けることしかできなかったのだと語り、次のように語った。
■ハミルトンはルールを無視したとフェルスタッペン
「ルールには何が許されるのかがはっきりと書かれている。アウト側にいるときに何が許されるのかがね」
「だけど、明らかにそれが守られていないよ」
「今後のレースではそれを考慮に入れることになるね」
フェルスタッペンからすれば、ターン3に入ったときに明らかに自分の方が前にいたのに、自分を外側に押し出すような走りをしたハミルトンに問題があったということだ。
■「あれがレースなんだ」とハミルトン
しかし、ハミルトンは、あのときは2人とも「お互いにスペースを空けていた」と主張している。
「僕は彼をコースから押し出さなかった。そして、彼も僕の方に向きを変えたりはしなかったよ」
7度F1チャンピオンとなった実績を持つ38歳のハミルトンはそう語ると、次のように付け加えた。
「だから、僕たちは接触しなかったし、あれはレースをしていただけだよ」。