NEXT...F1開催スケジュール

【レッドブルF1】現在のリードを守るのは人が思うほど「簡単ではない」とチーム首脳 ライバルたちの分析は?

2023年04月04日(火)19:24 pm

先週末に行われた2023年F1第3戦オーストラリアGPでは、ドライバーズタイトル3連覇を目指すレッドブルのマックス・フェルスタッペンが今季2度目のポール・トゥ・ウィンを飾り、その目標にまた一歩近づいている。

●【2023年F1チャンピオンシップ・ランキング】第3戦F1オーストラリアGP終了後

現時点では、3レースを終えた時点でフェルスタッペンが69ポイントでランキングトップに立ち、2番手にチームメートのセルジオ・ペレスが54ポイントで、3番手にはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが45ポイントで続いている。

ライバルたちも進歩しているとレッドブル首脳

しかし、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、ライバルたちの進歩を警戒しており、まだ安心できる状況だとは考えてもいないようだ。

オーストラリアでは予選とレースの両方においてこのスポーツのトップが「いかに接近しているか」が示されたと語ったマルコは、次のように続けた。

「我々は常に、すべてが順調に進んでいるときにしか存在しない支配力を持っていると言われている」

「我々のライバルであるアストンマーティン、メルセデス、フェラーリも進歩を遂げたよ」

24ポイント差では安心できない

だが、マルコは、現時点でのリードなど何かトラブルでも発生すればすぐに消えてしまう可能性もあると次のように続けている。

「マックスとルイスが接近したとき、マックスが選手権のことを考えてリスクを冒さなかったのは正しかったよ」

「しかし、マックスはアロンソよりわずか24ポイント上回っているだけだ。つまり1勝分の差しかないんだ。それは、一部の人が思っているほど我々にとって簡単なことではないよ」

メルセデスが目立ったのはフェラーリがうまくやれなかったから?

マルコが言うようにライバルたちがレッドブルとの差を縮めてきているように見えるのも確かだ。特に、メルボルンでのメルセデスは予選でジョージ・ラッセルがフェルスタッペンに次ぐ2番手、ルイス・ハミルトンが3番手につけると、決勝でもスタート直後の1周目にこの2人がフェルスタッペンの前に出るというパフォーマンスを発揮して見せていた。

だが、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、先週末のメルボルンにおいてハミルトンとラッセルが「素晴らしい仕事」をした一方で、「ほかの者たちがあまりうまくやれなかった」という一面もあったと認めている。

ヴォルフが言及した“ほかの者たち”とは、間違いなくフェラーリのことだろう。

ノーポイントで終わるも「パフォーマンスは前進した」とフェラーリ

メルボルンでのフェラーリは、スタート直後のアクシデントでシャルル・ルクレールがリタイア。カルロス・サインツは波乱のレースを4番手でフィニッシュしたものの、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とのクラッシュにより5秒ペナルティーが科されて11位に終わっている。

フェラーリのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、結果としてオーストラリアでは1ポイントも獲得できなかったものの、F1マシンのペースに関しては一歩前進を果たすことができたと次のように主張している。

「ペースはあったし、一貫性もあった。今後はそれを積み重ねていかなくてはならない」

「純粋なパフォーマンスという点に関しては、我々は一歩前進したよ」。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック