ウィリアムズ・レーシングは、ジェームス・ボウルズが新しいチーム代表に就任することを発表した。ジェームズは2月20日にチームに合流し、バーレーンでの初グランプリに臨む。
ボウルズは、フランク・ウィリアムズ、ヨースト・カピートに続き、ウィリアムズの46年の歴史の中で3人目のチーム代表を務めることになる。
■メルセデスF1、ブラウンGPなどでF1で21年活躍
ボウルズはF1で21年のキャリアを積んでおり、2010年のチーム創設時から所属しているメルセデスF1チームからウィリアムズ・レーシングに加わることになる。メルセデスF1での直近の役職は、モータースポーツ戦略ディレクターで、4年以上その役割を担ってきた。
それ以前は、メルセデスF1の前身であるブラウンGP、ホンダ・レーシング、ブリティッシュ・アメリカン・レーシングなどの元F1チームで、エンジニアリングと戦略の要職を歴任してきた。
■ボウルズ「トトとチームに感謝」
12年以上在籍したメルセデスを離れることについて、ボウルズは次のように語っている。
「私たちは20年以上にわたってブラックリーで仕事をしてきて、素晴らしい条件で離れることになった」
「トト(ヴォルフ代表)とチームが提供してくれたものすべてに感謝している」
「失敗と成功の中を一緒に旅するのは、とても特別な経験だった」。
■トト・ヴォルフ「私にとっても思い入れのあるウィリアムズで彼の成功を祈る」
ボウルズ就任のニュースが公になり、トト・ヴォルフ自身は潔い言葉を残している。
「2013年に初めてチームに加わって以来、彼と一緒に仕事をしてきて、彼がいかに勤勉で、有能で、才能があるかを知っているし、過去10年間、ジェームスが成長するのを見てきて、大きな満足感を得ている」
「別れを惜しむのは当然だが、彼の成功を祈るとともに、我々の強力なテクニカルパートナーであり、私自身にとっても思い入れのあるウィリアムズで彼のキャリアが次のステップに進むことを喜んでいるよ」。