2022年12月13日、スクーデリア・フェラーリは1月9日からアルファロメオF1の代表でザウバーのモータースポーツCEOであるフレッド(フレデリック)・バスールをチーム代表兼ゼネラルマネージャーとして任命した。
フェラーリは先月末にマッティア・ビノット代表が辞任を申し出ていて、今年限りでチームを離れると発表していた。
フェラーリと数週間にわたる話し合いの末、バスールは6年間率いてきたザウバーを離れ、モータースポーツ界で最もプレッシャーの大きい仕事の1つであるフェラーリに移籍することを決めた。
バスールは、25年以上にわたってモータースポーツに関わり勝利を収めてきた経験を持っており、2005年(ニコ・ロズベルグ)と2006年(ルイス・ハミルトン)にはGP2シリーズを制覇するなど、一流ドライバーの育成にも成功していることが広く知られている。この10年間では、コンストラクターズ・チャンピオンシップ6位に導いている。
バスールは、2017年からザウバー・モータースポーツ(現アルファロメオF1チーム)のCEO兼チーム代表を務めていて、2016年にはルノーF1チームのチーム代表も務めていた。
■フェラーリCEO「フェラーリを前進させるために彼のリーダーシップが必要だ」
フェラーリCEOのベネデット・ビーニャは次のようにコメントしている。
「フレッド・バスールをチーム代表としてフェラーリに迎えることができ、大変うれしく思っています。彼はキャリアを通じて、エンジニアとして培った技術的な強みと、ドライバーとチームのベストを引き出す一貫した能力をうまく融合させてきた」
「このアプローチと彼のリーダーシップは、フェラーリを新たなエネルギーで前進させるために必要なものだ」
■バスール「フェラーリは常にレース界の最高峰だ」
バスールは次のようにコメントした。
「スクーデリア・フェラーリのチーム代表を務めることになり、大変嬉しく、光栄に思っています。生涯を通じてモータースポーツに情熱を注いできた私にとって、フェラーリは常にレース界の最高峰を象徴する存在です」
「スクーデリアの歴史と遺産に敬意を表し、マラネロの才能と真の情熱にあふれたチームと共に、世界中のティフォシにお届けできることを楽しみにしています」。