今週末にF1最終戦アブダビGP(20日決勝)が開催されるヤス・マリーナ・サーキットのパドックで大きなうわさとなっているのが、フェラーリF1チームのトップ人事に関するものだ。
最近の報道によれば、現在チーム代表を務めているマティア・ビノットが更迭され、その後任として現在アルファロメオのチーム代表を務めているフレデリック・バスールが新たにフェラーリF1チームの代表に迎えられるのではないかと考えられている。
こうした中、新たに、現在フェラーリのレーシングディレクターを務めているローラン・メキーと戦略責任者であるイニャキ・ルエダもチームを離れることになるのではないかといううわさもささやかれている。
ビノットが帯同しないF1レースではチーム代表代行を務めているフランス出身のメキーは、バスールと入れ替わりに現在アルファロメオという名称でエントリーしているスイスのザウバーへ移籍し、新たなチーム代表に就任する可能性があるとされている。
また、今季はフェラーリの戦略ミスに対する批判も多く、その責任者であるルエダに関しては以前から更迭のうわさがささやかれていた。
実際のところ、こうしたうわさが本当かどうかはわからない。だが、“火のないところに煙は立たぬ”ということわざもあるように、これだけのうわさや報道があるということは、フェラーリのトップ人事に何らかの動きがある可能性は高いと考えてよさそうだ。
伝えられるところによれば、フェラーリでは2023年の1月に新たな人事体制を発表することになるとも言われている。