2022年F1第21戦サンパウロGP(ブラジル、アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)のスプリントレースで、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とエステバン・オコン(アルピーヌ)のホームストレートでのクラッシュは、アロンソの「全面的な過失」と判断され、5秒のタイムペナルティ加算と2ペナルティポイント(12カ月間で累積6ポイント)が科せられた。
これによりアロンソは15位から18位へ、オコンは1つ順位を上げて17位となる。
●【2022F1第21戦サンパウロGP】スプリントのタイム差、周回数、ピット回数
■1周目の激しいチーム内バトル
スチュワードが発表した文書には次のように書かれている。
アロンソはターン15で31号車(オコン)への追い抜きを開始。
チームは、ターン4でのアクシデントによる空力ダメージのため、オコンが異常に遅かったと指摘した。しかし、スチュワードはテレメトリーにより、オコンはコース上の同じ地点でトウに入っていない他のマシンと同程度の速度であったと判断した。
しかし、アロンソはトウに入っていたために著しく速く、公聴会で認めたように、抜くタイミングをわずかに誤り、後方からオコンにぶつかり、フロントウイングがオコンのリアタイヤに接触してしまった。
スチュワードは、この衝突はアロンソの完全な過失であり、あのスピードとコース上のあの位置では危険だったと判断した。