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フェラーリにサイバー攻撃?現時点では「証拠はない」ものの状況を精査。F1マシンには新サイバーセキュリティ企業のロゴ・・・

2022年10月05日(水)18:00 pm

伝えられるところによれば、フェラーリがサイバー攻撃を受けた可能性があるようだ。

■ロシアからルーマニアのセキュリティ企業に乗り換えたフェラーリ

2022年F1シーズン開始前に起こったロシアによるウクライナ侵攻を受け、世界的にロシアに対する制裁措置が発動された。フェラーリもこの動きを受け、長年にわたってスポンサーを務めていたロシアのコンピュータセキュリティ会社『Kaspersky(カスペルスキー)』との契約を解除していた。

だが、最近になって、フェラーリF1マシンの車体にカスペルスキーのロゴに代わってルーマニアのサイバーセキュリティ企業である『Bitdefender(ビットディフェンダー)』のロゴが掲示されていることが明らかとなった。

フェラーリの公式ウェブサイトには新たにスポンサーに迎えたビットディフェンダーについて次のように記されている。

「ビットディフェンダーは、世界中の組織や個人をサイバー攻撃から守り、デジタル体験を変革し向上させることを約束している」

■フェラーリがサイバー攻撃を受けているとイタリア誌が報道

しかし、このほどイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌が、実際のところ、ここ数日にかけてフェラーリがサイバー攻撃の被害を受けていると報じた。

その記事によると、フェラーリの内部文書がランサムウェアによって盗まれ、データシートやマニュアルに加え、7ギガバイトに及ぶ情報が盗まれたという。ハッキングされて流出したものと思われるスクリーンショットには、「機密」と記された文書が写っているようだ。

しかし、フェラーリはこの報道に対して、次のように主張している。

「一部のメディアが、情報の開示があり、一部の文書がオンラインで入手可能だと指摘していることは認識している」

「フェラーリは、ランサムウェアもしくはシステムへの侵入の証拠はなく、業務への支障もないことをお伝えしておく」

「我が社は、この出来事の発生源特定に取り組んでおり、必要なすべての取り組みを実施することになる」。

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