レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は、ポルシェによるレッドブルF1の買収計画によってチーム代表の座を奪われるのではないかと懸念しているという。
ザントフォールトでは、ドイツVW傘下のポルシェによる50%の買収が最終決定していないのは、ホーナーとエイドリアン・ニューイの抵抗によるものだとの憶測が流れている。
「クリスチャン・ホーナーとポルシェとの新しい契約に関するうわさは聞いている」と、オランダの著名なコメンテーターであるオラフ・モルはGP33に語った。
「我々の情報によると、ホーナーは、ポルシェが支配権を握れば自分が解雇されるのではないかと恐れているようだ」
■2チーム売却のうわさ
他の推測では、レッドブルF1のオーナーであるディートリッヒ・マテシッツが健康を害したため、ミルトンキーンズのレッドブルF1をドリンクメーカーのレッドブルに、アルファタウリをアメリカのマイケル・アンドレッティに売却する可能性を熱望していると言われている。
もしポルシェとの契約が成立すれば、ポルシェはホーナー代表の後任として元ポルシェでル・マンを率いていた時のボスであるアンドレアス・ザイドルをマクラーレンから引き抜こうとするかもしれないともうわさされている。
■アウディの状況は?
もう一つのVWブランドであるアウディは、すでに2026年に必ずF1に参入すると発表しているが、うわさされているザウバーチームの75%買収はまだ正式決定には至っていない。
「プロセスを早める必要はない」と、現在アルファロメオとしてレースに参戦しているスイスのザウバーチームのフレデリック・ヴァスール代表は語る。
「(アウディから)発表されたのは2026年の新エンジンについてだ。来週ではなく、4年後の時間について話しているのだから、一歩一歩、何が未来になり得るかを見ていくことになる」。