かつて偉大なるミハエル・シューマッハに最も手ごわいライバルと呼ばれたミカ・ハッキネンは、F1で2年目のミック・シューマッハがF1でその才能を証明する時間をもっともらえるよう望んでいる。
■ハースF1代表、リカルドとの交渉認める
ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、フェラーリが23歳のシューマッハを育成アカデミーから脱落させるのではないかという憶測の中、ここ2週間ほどマクラーレンとの契約を今年いっぱいで解除することにしたダニエル・リカルドとメールをしていたことを認めている。
「多くの人物が我々と話をしている」とザントフォールトでシュタイナーは語った。「ミックもまだ候補に残っているよ」
2023年にケビン・マグヌッセンのパートナーを誰にするか検討する中で、ハースがシューマッハに高いプレッシャーをかけ続けていることは明らかだ。
そのプレッシャーの中、シューマッハはQ3進出を果たし、経験豊富なマグヌッセンは予選18番手にとどまった。
「彼は素晴らしいラップをした。嬉しい驚きだよ」とシュタイナーは言う。
■元F1王者ハッキネンがアドバイス「辛抱強く、集中し、批判を受け止め、学ばなければならない」
元F1世界チャンピオンでF1界のレジェンドであるハッキネンは、『Welt am Sonntag(ヴェルト・アム・ゾンターク)』紙にこう語った。
「ミックは辛抱強く、きちんと集中し、批判やフィードバックを受け止め、そこから学ばなければならない」
「チャンピオンになるには時間がかかる。問題は、最近はほとんど時間がないことだ」。
しかし、ハッキネンはシューマッハが「F1に必要なものを持っている」と考えている。
ハッキネンはさらに、「その名前は今でもファンに鳥肌を立たせてくれる」と付け加え次のように続けた。「このスポーツにとって、常に重要であり続けるだろう」
「でもミックは、ミハエルが自分ですべてを築き上げたことを知っている。今、彼は同じことをしなければならない」。