アルピーヌF1チームは、マクラーレンとリザーブドライバーのオスカー・ピアストリをレンタルすることに合意したと発表した。
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■マクラーレン、複数のドライバーをレンタル可能
マクラーレンは先日、体調不良でバーレーンテストに姿を現していないダニエル・リカルドが新型コロナウイルスに感染したと発表。隔離中のリカルドの体調は回復してきているといい、来週の開幕戦に間に合うように務めているという。
マクラーレンはすでにメルセデスのストフェル・バンドーンやニック・デ・フリースをレンタルできる協定を結んでいる。
さらに元フォース・インディアのドライバーであるポール・ディ・レスタとも可能な限り代役を務めることで合意しているそうだ。
しかし、マクラーレンはアルピーヌと数週間にわたる話し合いの結果、ピアストリのリザーブ入りを認めることで合意に達したという。どうやらこれはリカルドが新型コロナウイルスに感染したことで早急に決まったことではないようだ。
20歳のオーストラリア人ドライバー、オスカー・ピアストリは昨年F2初年度にもかかわらずほぼ毎戦表彰台に乗るほどの強さを見せて2021年チャンピオンを獲得。2020年はF3初年度でチャンピオンを獲得している。
■アルピーヌ「若い才能に最大限レースの機会を提供」
アルピーヌは才能あるオスカー・ピアストリの機会を邪魔はしないようだ。
「若い才能に最大限レースの機会を提供するという精神に則り、マクラーレンのドライバーの1人がレースに参加できない場合、BWTアルピーヌF1チームのリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリを呼び出せることに合意しました。なお、オスカーは引き続きアルピーヌと完全な契約を結んでおり、我々はオスカーに関して第一選択権を保持する予定です」
In the spirit of offering maximum racing opportunities to our stable of young talent, we have agreed that @McLarenF1 may call upon BWT Alpine F1 Team Reserve Driver @OscarPiastri in the event one of their drivers is unable to race. pic.twitter.com/etmryT1UrJ
— BWT Alpine F1 Team (@AlpineF1Team) March 12, 2022