マイアミのフランシス・スアレス市長が、F1マイアミGPを最終的には市の中心部で開催するつもりだと主張した。
2022年にはアメリカ国内での2つ目のF1グランプリとなるマイアミGPが5月に開催されることが決まっている。
そのマイアミに、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)と密接な関係がある店舗がオープンした。
今週末にはテキサス州オースティンのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で今季のF1第17戦アメリカGPが開催されるが、これに先立ち、アロンソは自身が中心となって立ち上げたスポーツファッションブランド「Kimoa」の株式70パーセントを買収した環境配慮型ブランド『SimplyEV』の店舗オープンのため、マイアミに立ち寄っている。
現在もキモア社の株式25パーセントを保有していると伝えられている40歳のアロンソは母国スペインの『EFE通信』に次のように語った。
「マイアミは、F1関係者全員に歓迎されるレースになると思うよ」
『SimplyEV』の店舗オープン式典に参加していたスアレス市長は、2022年に初開催されるマイアミGPがマイアミの中心部ではなく、郊外に位置するマイアミガーデンズで開催されることに「失望した」と認めている。
当初、マイアミGPは市の中心部で開催する方向で計画が進められていたが、地元の住民団体による反対などによりマイアミガーデンズに開催地を変更せざるを得なかったという経緯がある。
だが、スアレス市長は、「最終的には市内でレースを開催する」と語り、次のように続けた。
「将来的には、モナコのように、中心街でレースが行われるようになるだろう。つまり、これからある場所で全てが始まり、理想的な場所で終わることになるだろうね」
F1では今後COTAとマイアミに加え、ラスベガスやインディアナポリスでもグランプリを開催したいと考えているようだとの噂がささやかれている。
アロンソもアメリカを征服することが「おそらくF1の最大の目標だろう」と語り、その実現の可能性は高いと示唆している。