アストンマーティンのチームオーナーであるローレンス・ストロールは、自分の息子であるランス・ストロールは4度F1チャンピオンになったことがあるチームメートのセバスチャン・ベッテルと「ほぼ同レベル」だと考えているようだ。
シルバーストンを拠点とするアストンマーティンは現在積極的な採用と開発を進めており、カナダの億万長者であるローレンス・ストロールは将来的には現在のメルセデスのような地位を獲得することが目標だとしている。
「我々はメルセデスの風洞を使っているが、自分たちの風洞がなければ十分ではないよ」
「計画に関して言えば、私が所有するほかのほとんどのビジネスと同様に、勝つことだ。つまりF1タイトルをとることだ」
ローレンス・ストロールは、その計画を達成するには今から「4年、5年、6年」はかかるだろうと考えている。そして、そのために費やすである額も巨大なものとなるはずだ。
ローレンス・ストロールは現在、大金を投じて優秀な技術者たちをリクルートしているが、今年フェラーリから移籍してきたベッテルもかなりの報酬を受け取っていると考えられている。
「そう、彼は我々の中で最も高価な男だよ」
『f1-insider.com』にそう語ったローレンス・ストロールは次のように続けた。
「しかし、彼は素晴らしい仕事をするよ」
「テストでマシンにさまざまな問題が発生したために今シーズンは出遅れたものの、今では彼のペースも上がってきているよ」
しかし、ファッション業界の大物であるモントリオール出身のローレンス・ストロールは、ベッテルのチームメートを務めている22歳の息子ランス・ストロールも十分に力を発揮していると主張している。
「ランスは並外れた仕事をやってのけたよ」
「彼はまだ22歳だが、すでにポールをとり、表彰台にも何度か上っている。彼は今年のセバスチャンとほぼ同じレベルだよ」
そう語った62歳のローレンス・ストロールは次のように付け加えた。
「だから、彼のパフォーマンスに関しては何も心配していないよ」