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早くも心理戦がスタート!メルセデスvsレッドブル

2021年05月04日(火)11:32 am

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハが、今年はメルセデスとレッドブルの間ですでに“心理戦”が開始されていると語った。

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2021年F1シーズンのタイトル争いは現チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)による一騎打ちとなるのが確実な状況となってきているが、すでに両チームのボスたちの間ではサーキット外においてもジャブの応酬が繰り広げられ初めている。

実際のところ、最近ではメルセデスを率いるトト・ヴォルフ(チーム代表)と、レッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)やヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)との間でメディアを通じて嫌みなコメントを交換し合うことが増えている。

例えば、先週末にポルティマオで行われた今季のF1第3戦ポルトガルGP予選の後でマルコは、マクラーレンがドライバーのランド・ノリスに対して出した無線指示は、フェルスタッペンのラップを妨害するためだったのではないかと思われるとコメントしていた。

マルコは、マクラーレンが、エンジン供給を受けているメルセデスを助けようとした可能性があると示唆したわけだ。

これに対してヴォルフは次のような嫌みで応酬していた。

「ヘルムート・マルコは我々にとって強力な武器だよ。なぜなら、行く先々で陰謀を探すのは自分のチームのためにならないからね」

ヴォルフはさらに、ポルトガルGP決勝後に行われたドイツのメディアとの記者会見においても、法学博士号を持つマルコに言及しながら次のように語っている。

「うまくいったよ。我々は博士を困らせることができた。それは非常によかったよ」

こうした状況に関し、かつてウィリアムズやトヨタで活躍したラルフ・シューマッハはテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』に次のように語っている。

「これほど早い段階から心理戦が始まったのは初めてだよ」

「一方が相手の頭の中に入り込んでミスに導こうとしていし、相手もまったく同じことをしているよ。我々にとっては見ていて面白いよ」

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