フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、シャルル・ルクレールは今後ミハエル・シューマッハのような“リーダー”になるだろうとの考えを示した。
新型コロナウイルス感染が伝えられたモナコ出身のルクレールだが、現在では回復し、26日(火)にはイタリアのフィオラノ・サーキットで2018年型フェラーリF1マシンを使ってテスト走行を行っている。
「また運転できて素晴らしかったよ。シーズンに向けてすごくいいウォーミングアップになった」
そう語った23歳のルクレールは次のように付け加えた。
「次はカルロス(サインツ)の番だし、彼の幸運を祈るよ」
実際のところ、セバスチャン・ベッテルの後任としてマクラーレンから移籍してきたサインツはルクレールよりも年上であり、F1経験年数も多い。しかし、フェラーリの事実上のナンバー1ドライバーがルクレールであることは確かだ。
ビノットは、ルクレールがこのまま成長を続け、やがてシューマッハと同じようにチームを引っ張っていくことができるリーダーになるのを望んでいるとドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』に次のように語った。
「ミハエルはF1チャンピオンとして我々のところにやってきた。年齢も上だったし、経験も豊かだった。我々のところに来たとき、彼はすでにリーダーだった。だが、シャルルもそういうリーダーになるために非常によく成長しているよ」
「我々の成功は彼がリーダーとしてどう振る舞うかに大きく左右されることになるだろう」
ビノットはさらに、現在のフェラーリはシューマッハが加わった1996年当時と似ていると次のように付け加えている。
「あのときのチームは建設過程にあったし、フェラーリは将来に向けて大きな投資を行っていた。私は現在のフェラーリも似たような状況にあると思っている」