2021年にアルピーヌから3年ぶりにF1復帰を果たすフェルナンド・アロンソだが、その視線はすでに新技術レギュレーションが導入される2022年に向けられているようだ。
2005年と2006年にルノーで2年連続F1チャンピオンとなったアロンソにとって、チーム名称こそ今年からアルピーヌと変わったものの、いい思い出がある古巣チームに戻ってきたことになる。
だが、アロンソは2021年からアルピーヌでトップ争いに加わることができるとは考えていないようだ。
39歳のアロンソはイタリア放送協会『RAI』に対し、2022年に導入される新レギュレーションに期待していると次のように語った。
「僕は2022年のレギュレーションは正しい方向へ向かう第一歩になると思っている」
「マシン同士がもっと接戦を展開することができ、追い抜きも増え、結果を予想するのが難しくなることを期待しているよ」
「今はグランプリがスタートする前からどういう結果になるのか多かれ少なかれみんな分かっているからね」
「それではワクワクなんてしないよ」
そう主張したアロンソは次のように付け加えた。
「今年から予算上限値が設けられるし、大規模チームも無制限に予算を使ってアドバンテージを得ることはできなくなる。その考えはいいと思う。結果もいいものになるかどうかはそのうち分かるだろう」