レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2019年にレッドブルに昇格したピエール・ガスリーはアプローチの仕方を大きく間違えてしまったのだと考えている。
2018年にレッドブルのジュニアチームであるトロロッソ(現アルファタウリ)のフルタイムドライバーとなったフランス出身のガスリーはルノーに移籍したダニエル・リカルドの後任として2019年にはトップチームのレッドブルに昇格を果たした。
しかし、ガスリーはチームメートであるフェルスタッペンのペースについていくことができず、第12戦ハンガリーGP後に再びトロロッソへ降格されてしまった。
そのときガスリーに代わってレッドブルに昇格したアレクサンダー・アルボンも同様に2020年シーズンは結果を残すことができず、セルジオ・ペレスにシートを奪われてしまっている。
23歳のフェルスタッペンは2019年シーズン前半のガスリーについて母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「ピエールが僕たちに加わったとき、全てを学ぶために時間をかけるのではなく、すぐに適応したいと考えていたんだ。それは確かだよ」
「その戦略はうまくいかなかった。結果として、多くのことが間違った方向へ進んでしまい、彼は大きなプレッシャーを抱えることになってしまったんだ。冬のテスト(バルセロナで行われた公式シーズン前テスト)で事故を起こしてしまったことも状況を厳しいものにしてしまっていたね」
そう語ったフェルスタッペンだが、ガスリーが2020年にアルファタウリ・ホンダで見せたパフォーマンスは見事だったと次のように付け加えている。
「あれは素晴らしかったよ。彼がどのようにしてリカバーしたのか、ほかのドライバーたちも彼から学ぶことができるよ」