NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリの2021年仕様F1エンジンは大幅に出力アップか

2021年01月26日(火)5:44 am

フェラーリの2021年仕様F1エンジンは昨年に比べて50馬力ほど出力がアップしているかもしれない。

2019年はそれまで最強とうたわれたメルセデスエンジンをしのぐパフォーマンスを見せたフェラーリF1エンジンだが、その合法性に疑問が投げかけられ統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の調査が入る展開となってしまっていた。

そして、そのFIAとフェラーリが“秘密の合意”を交わし、それ以上エンジン問題の追及を行わないことになったものの、その結果2020年のフェラーリF1エンジンはパフォーマンスを失い、フェラーリはコンストラクターズランキング6位に沈むという予想もしなかった結果に終わってしまった。

だが、このほどドイツのテレビ局『RTL』が、ライバルチームであるレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)がフェラーリエンジンについて次のように語ったと報じた。

「彼ら(フェラーリ)がエンジン面で大きな飛躍を遂げたと耳にしたよ」

「昨年は50馬力劣っていたが、彼らはそのショックから立ち直ったのだと思う。今の彼らは新たなやる気に満ちている」

マルコはさらに、かつてレッドブルに所属していたセバスチャン・ベッテルと決別したのはフェラーリにとっていいことだったと次のように続けた。

「最終的にベッテルとはうまくいかなかったわけだし、今後チームリーダーたちとの合意がもっと深まるのはいいことだよ。彼らには間違いなく選手権3位争いをするチャンスがあると私は思っている」

一方、マルコは自分たちの2021年シーズンに向けた準備も順調に進んでいると主張している。

「ホンダからはパフォーマンス増加に関して非常にいいデータを得ている。そして我々のシャシーにも冬の間にさらなる開発が加えられているよ」

「それに、我々にはマックスにもっと接近できるドライバーがいるから、もうワンマンチームとして運営する必要もなくなるだろう」

アレクサンダー・アルボンに代わって2021年シーズンにマックス・フェルスタッペンのチームメートを務めることになるセルジオ・ペレスに言及しながらそう語ったマルコは次のように付け加えた。

「我々の弱点をなくすために、出来ることは全てやったよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック