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マグヌッセンとグロージャンの次にシートを失うF1ドライバーは?

2020年10月22日(木)18:47 pm

2020年F1シーズンも10月末を迎えたところでドライバーの去就に関する情報やうわさがメディアを賑わせ始めている。

●F1第12戦ポルトガルGP タイムスケジュール

22日(木)にはロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンの2人が2020年シーズン限りでハースを去ることが明らかとなったが、この2人が2021年以降F1に留まる可能性は小さいと考えられている。

グロージャンの母国フランスの『RMC Sport(RMCスポール)』のルーカス・ヴィノワ記者は、34歳のグロージャンは2021年にはフォーミュラEもしくはWEC(世界耐久選手権)に転向する可能性が高いとし、次のように付け加えている。

「彼(グロージャン)は最近、プジョーの高性能スポーツカー・プロジェクトに非常に興味を持っていることを示唆していた」

「ライオン(プジョーのエンブレム)は2022年にWECに復活する予定だ」

また、28歳のデンマーク人ドライバーであるマグヌッセンもF1残留のチャンスはないと考えられており、最近のうわさではアメリカのインディカーに参戦する可能性もあると言われている。

一方、2020年シーズン限りでシートを失うことになると考えられているドライバーがもう1人いる。2019年からウィリアムズのドライバーを務めているジョージ・ラッセルだ。

ラッセルはメルセデスとの契約下にあるドライバーであり、その支援を受けてメルセデスエンジンが供給されているウィリアムズのシートを得ていた。だが、伝えられるところによれば、ラッセルはウィリアムズにより多くのスポンサー資金を持ち込むことが可能なメキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスにシートを奪われることになりそうだという。

一方、現在ラッセルのチームメートを務めているカナダ人ドライバーのニコラス・ラティフィのシートは安泰だと考えられている。大富豪として知られる父親のニコラス・ラティフィはすでにウィリアムズに多額の資金を持ち込んでいるが、ウィリアムズの新オーナーとなったドリルトン・キャピタルもラティフィからの支援があることを前提としてチーム買収を決断したものと考えられているためだ。

『Auto Hebdo(オト・エブド)』は、これまで一度も予選でチームメートに負けたことのないラッセルがシートを失うのは不合理なことだと示唆しながらも、エステバン・オコン(現ルノー)が2018年シーズン限りでレーシングポイントのシートを失ったときのことに言及しながら次のように報じている。

「このスポーツであれほどの力を持つドライバー(ラッセル)が去らなくてはならないというのはありえないことのように思える。だが、我々はエステバン・オコン(ルノー)に関しても同じことを言っていたはずだ」

また、現在レッドブルでマックス・フェルスタッペンのチームメートを務めているアレクサンダー・アルボンの将来も非常に不透明な状況となっている。

最近では、今後のアルボンのパフォーマンス次第ではペレスもしくはニコ・ヒュルケンベルグの起用もありえると明言しているヘルムート・マルコ(レッドブル/ドライバープログラム責任者)は、少なくとも今季中はアルボンを起用し続けるだろうと次のように語っている。

「マックスのおかげで、そしてルノー、マクラーレン、レーシングポイントがお互いにポイントを奪い合ってくれていることにより、我々の(コンストラクターズ)選手権2位の座は安泰だ」

「だから、必ずしも今年中に何かアクションを起こす必要はないよ」

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