F1第12戦ポルトガルGP(アルガルベ)を前に、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のようにコメントした。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「F1グランプリ第12戦が行われるポルトガル・アルガルベ・サーキットは、第9戦のムジェロ・サーキットと同じくF1初開催となるサーキットです。リスボンから南へ約300km、ポルトガルの南西端に近いアルガルベ地方の丘陵地帯に2008年に建設され、全周に渡ってアップダウンの繰り返しがあるのが特徴のサーキットです。
当然、過去の走行データがありませんのでシミュレーションを元にチームとともに入念な準備を重ねてきました。
同じくハイブリッドレギュレーションでの初走行となった今シーズンのムジェロやニュルブルクリンクでの経験も生かしながら、金曜から更にセットアップの最適化を進めていきます。
ここ数戦、アストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2チームともにいい走りを見せていますので、今週末も是非その勢いを維持していきたいと思っています。
私自身としては、ポルトガルでのレースはエストリル・サーキットで行われた1990年以来になります。その際にはセナ選手が2位、ベルガー選手が4位でした。今回もそれに負けないような結果を残せるよう、チーム一丸となって挑みます。」