レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が自分を高く売ろうとし過ぎていると考えているようだ。
昨年通算6回目のF1ドライバーズタイトルを獲得したハミルトンとメルセデスの契約は2020年までとなっており、すでに両者は2021年以降の契約延長交渉に入っているようだ。
そして、最近の報道によれば、ハミルトンはメルセデスから提示された年俸5000万ドル(約55億円)で2022年までの2年契約という条件を蹴ったと考えられている。
伝えられるところによれば、ハミルトンはメルセデスに対し1年につき6600万ドル(約72億円)を要求しているという。
レッドブルのドライバー責任者であるマルコは、ハミルトンが要求しているとうわさされている額は恐らく正しいだろうと考えている。
「ルイスは6回F1チャンピオンになったドライバーであり、メルセデスにとっては競技面においてもマーケティング面においても非常に重要な存在だ」
「彼(ハミルトン)はそうした自分の価値が分かっているから、そういう額を思いついたのだと思うよ」
ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にそう語ったマルコは次のように付け加えている。
「しかし、私は、メルセデスもそうだろうが、ひとりのドライバーにそれほどの額を払ってもかまわないと考えるチームはどこにもないと思っている。ひょっとしたらフェラーリくらいかな」