【F1日本GP】FIA、1周少ない周回数は原因不明の「システムエラー」 最終周にクラッシュしたペレスは9位
FIA（国際自動車連盟）は、2019年F1第17戦日本GP（鈴鹿サーキット、1周5.807km）の周回数が本来の53周（301.664km）ではなく、52周で終了していたことについて緊急記者会見を開いた。
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■システムエラーにより52周が正式
我々が目で見ていたレースは、53周終了時点でチェッカーフラッグが振られていたが、実はその1周前に「システムエラーにより」電光掲示板ではチェッカーが振られていた。
チーム側からも「レースは終了なのか？」と問い合わせがあったというが、FIAレースディレクターのマイケル・マシは「レースを続けてくれ」と全チームへ伝え、ドライバーたちは走り続け、53周でチェッカーフラッグを受けたという。
しかし、レース後に発表された『暫定結果』には『52Laps』の文字が印字されており、53周目の2コーナー付近でクラッシュしたセルジオ・ペレス（レーシングポイント）が、レース後の暫定結果では9位となっていた。走行中のライブタイミングではクラッシュにより順位を大きく落としており、事実を反映していたが、「周回数と結果が変わっている」ことに何人かのメディア関係者は困惑し、問い合わせをしていた。
レース後、17時30分から行われた異例の記者会見で、FIAレースディレクターのマイケル・マシには本件を含めいくつもの質問が飛んだ。
マイケル・マシは、新たに採用された電光掲示板によるチェッカーフラッグが「FIAのルール上、正式決定される」とした。このルールによりレースは52周になったということだ。
そして、これは「原因不明のシステムエラー」により起こったもので、「FIAは今後調査し改善する」とした。
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