NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリは自分たちには無関心だとフォーミュラE最高責任者

2019年04月19日(金)11:42 am

CEOとしてフォーミュラEを率いるアレハンドロ・アガグが、フェラーリはここまでのところまったくフォーミュラEに興味を示してくれていないと語った。

2014年に初開催されたフル電動フォーミュラカーによる世界選手権のフォーミュラEだが、近年急速に発展を遂げている。

クリーンで静かな電動マシンの利点を生かして観客にとってアクセスしやすい大都市の中心部でレースを行っていることや、市販車に電動化の波が押し寄せてきていることもあって世界の大手自動車メーカーが市販車の実験室として積極的に参戦を開始しているためだ。

■今選ぶならフォーミュラEだと前F1最高責任者

最近、スイスの『Blick(ブリック)』が、前F1最高責任者のバーニー・エクレストンが今後フォーミュラEがF1にとって脅威となる可能性があると次のように語ったと報じた。

「もし心ではなく頭で決めるとすれば、私はフォーミュラEを選ぶだろうね」

「より多くの拡大チャンスがあるし、商業的なチャンスも多い」

■F1とフォーミュラEは協力し合えるとアガグ

アガグは、エクレストンがそのコメントを行った次の日に彼と会って話をしたのだと明かし、『tuttomotoriweb.com』に次のように語っている。

「私は、F1がフォーミュラEについて心配することなど何もないと思っているよ」

「我々がお互いにぶつかることなど決してないし、共存していけるよ。将来的に協力することがあってもおかしくないよ」

■近い将来フェラーリもフォーミュラEに参戦?

元F1ドライバーであり、現在フォーミュラEでドライバーズランキングトップに位置しているジェローム・ダンブロシオは、F1最大の名門チームであるフェラーリでさえ、どこかの時点でフォーミュラEへの参戦を検討することになるだろうと予想している。

「僕は、10年、15年、20年のうちには、クルマはすべて電動になると思っているからね」とダンブロシオは語った。

■フェラーリは興味すら抱いていない

だが、アガグは、フェラーリが近い将来にフォーミュラE参戦を検討することはないだろうと考えている。

「私は彼らを招待したんだ。だが、ここまでのところそれに関するニュースはないよ。彼らからは何の返事もないし、興味すらないようだ」

実際のところ、現在F1で戦っているドライバーたちはフル電動フォーミュラマシンでのレースにはあまり興味はないようだ。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンも、F1は電動化の流れに逆らって欲しいと考えているひとりだ。

現在のF1選手権が発足してからF1中国GPで1000レース目を迎えたが、F1が2000レース目を迎えるころにはどんな形になっていると思うかと質問されたフェルスタッペンは次のように答えている。

「電動でないことを願うよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック